上海通信Shanghai Report

中国を正しく生き抜くための中国語講座~第79回「宠物」

2024年01月20日


GraphicDesign:Liya

こんにちは。Beauty Works Shanghaiの清水です。

今週のサバイバルチャイニーズは、宠物(chong3 wu4)、日本語的発音”ちょんう”で、意味はペットです。

いま、上海では空前のペットブームです。公園なんかを散歩していると、犬の方が多いように思いますが、意外と猫を飼っているひともたくさんいます。その他、鳥とか、そのほかの小動物を飼っている人もたくさんいます。

中国では、低迷する経済を他所に、ペットマーケットは倍々ゲームで拡大し続けています。世の中の浮き沈みとはあまり関係なく、成長し続けている領域だと言えます。市内の至る所で、ペットイベントをやっているし、ペット用品とか、餌とか、動物用に美容院や病院、カフェなど、産業の裾野は意外と広いのです。

ワタシは、”食在広州”と言われていた広東省広州市での生活も長いので、動物に関していいますと、なんでも食べてしまうイメージがあります。今はそんな小ネタは聞かないようになりましたが、以前は、空を飛ぶものは飛行機以外、地上にあるものは机以外はなんでも食べてしまうと揶揄されていました。なので、中国の経済力が格段にアップし、人民のライフスタイルが大きく変化したここ十数年の流れの中で、一般市民がペットを飼うようになり、一大産業化していくというのは、とても感慨深いものがあります。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士課程
修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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