上海通信Shanghai Report

中国を正しく生き抜くための中国語講座~第7回「躺平」

2022年08月27日

こんにちは。Beauty Works Shanghaiの清水です。

今週は、サバイバルチャイニーズではなくて、現代中国での流行り言葉をご紹介します。躺平(tang3 ping2)です。日本語表現”たんぴん”で、意味は寝そべること、拡大解釈というか、最近のはやり言葉になっていて、「競争を避けて最低限の消費を維持する」「欲張らずに暮らす」「あきらめて迎合する」といった意味で使われます。

中国はいま、高度成長期の日本のように教育熱が高く、幼少期から青年期、そして社会に出てもひたすら激しい競争社会です。一部の勝ち組はまだいいのですが、そうでない人たちは、幼少期からずっと両親、祖父母の期待を一身に背負い、多大なプレッシャーを受けてきて、大学を卒業したころには燃え尽き症候群、無気力になってしまいます。

そのなかでも、勉強しないで、あるいは働かないで寝っ転がっている若者を揶揄して「躺平族」=寝そべり族と表現したりします。
そして、さらにいまでは、90度にまっすぐ立っているのもストレスフルだけど、かといって寝そべっていると簡単に立てなくなるから、それもまたよくないということで、「45度人生」という言葉が流行りだしています。

中国ではコロナで失業率も高まり、大学を卒業してもなかなか希望通りの就職もできない社会状況です。中国の若者も結構大変なのです。

使用例:现在时代躺平族很多 (xiànzài shídài tǎngpíng zú hěn duō)=今の時代は横たわり族がと ても多いです。对于新冠病毒、不仅是欧美国家、日本也躺平了(dui4 yu1 xin1 guan4、 bing4 du2,bu4 jin1 shi4 ou1 mei3 guo2 jia1、ri4 ben3 ye3 tang3 ping2 le)=コロナに対して、欧米だけでなく日本も諦めました。

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文責
碧优缇商务咨询(上海)有限公司
COO 清水誉
慶応義塾大学法学部法律学科卒業、関西学院大学大学院経済学研究科前期博士
課程修了、経済学修士。専門は、東アジア経済、中国労働経済。
1988年株式会社ブリヂストン入社、1993年広州事務所代表、1995年北京事務所代表、
1999年株式会社博報堂入社、2005年広東省広博報堂広告有限公司総経理などを歴任
し現職。中国ビジネス30年のスペシャリスト。
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